リサとガスパールの ひみつ基地

思い出に


               CATASTROPHE!



 2006年10月9日、当ひみつ基地WEBを正式に開館と致します。

 ガスパールとリサを初めて認識したのは3年ほど前、毎週出張する用のあった地方都市の、大規模店内の文具部に於いてでした。当初から可愛らしいという印象はあったものの、思い切って買ってみるほどの勇気は無く、周りを逡巡していました。

 今年の2月、実は単なるキャラクターではなくて、れっきとした元の本が出ていたことをヴィレッジ・ヴァンガード店舗で見て知り、非常に興味をひかれました。とうとう邦訳を手に取ったのがその一週間ほどあと、それからは原典を一気にまとめ買い、3月にはキャラクターグッズに手を出し、4月にはとうとうぬいぐるみ・・・・・・と、続けて怒涛のように、熱病のように、ウェブログを開いてしまいました。

 期間としてはまだまだ短い方だと思いますが、この半年の集中で今や一人前のリサガスファンになれたと自負しています。戯れにFC2ブログランキングに登録したところ児童書分野で1位になってしまったこともあり、リサガス人気を改めて感じました。お陰様で先行ウェブログも先ほど12302をヒットしました。ご訪問有難うございます。

 正式開館の日を本日としたのは、実は全くガスパールとリサには関係ありません。キャラクターを認識した折には(ありがちですが)犬だと思っていました。強いて言うならそれが縁でしょう。

 わたくしの宅では幼少時犬を飼っており、子供時代の思い出は全てが犬を中心に回っていました。ラブラドル・レトリバーに似た小さな迷い犬でした。暫く預かるだけの筈が飼い主はとうとう見つからず、そのお陰でわたくしは何ものにも替え難い思い出を「贈り物のようにwie ein Geschenk」受け取ったのでした。迷い込んで翌々年の秋、10月9日、その犬は4匹の仔犬を産みました・・・・・・

 一体何度書いては破棄したことか。出逢い、日々の散歩、死。どう書いても納得の行くものにはなりませんでした。これからも、いつまで経っても納得などできないのかも知れません。しかし、一つの記念日にもう一つの意味を持たせるのも宜しいかと思ったのです。いつか必ず書かねばならないのですから。誰の為でもない、それは自分が納得するためのエクリチュールなのです。わが身を鞭打つ臥薪嘗胆に。

 生涯最大の聖なる思い出と、生涯二番目の出逢いに。自己放擲できる日の来ることを祈りつつ。



密林たんけん



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