第三巻「Lisa prend l'avion」リサ、飛行機に乗る。
「当ててみる?」から始まり、先週のニューヨーク一人旅の行程が語られる。巨大な空港のベンチにたった一人で座っている絵柄は、ちょっと淋しいような、リサの不安を共感させるが、それでも次のページからは得意満面だ。何と言ってもたった一人で初めての大旅行をするんだからね。
隣の席に居た青い服の女の人もちょっと神経質過ぎない? 絵を見ると、リサがしがみついてる(ぷっ)から本当は怖がってるの解るのに、「Mais
c'est l'avion qui bouge, pas moi!
動いてるのは飛行機の方で私じゃないっ!」とコドモに口ごたえされたくらいで席を替わるとは・・・・・・大人気ないような。いや、それでこそフランス女性か。
ここのリサ、口があるんだよね。ぷん、とふくれてとんがらかした口。激萌えー。反対側の肘掛けにしがみついたり、腕組みしたり、本当は怖いのと強がってるのとが入り乱れてリアル。
そしてまどろみから覚めたら! わーなんて美味しそうなんでしょう。
機内食詳細がまたリアル、エールフランスは本当にこんななんだよ。エコノミークラスだけど。中でもde la confiture de
cerisesさくらんぼのジャム、というのは日本では殆どお目にかかれない。最近やっと輸入食品店でたまに見かけるようになったくらいだ。