リサとガスパール浅草に来る(2008/09/03/mercredi)

　浅草という街は行きつけないので路線検索して行ってみた。松屋浅草絵本のたまて箱。距離の割にそれほど時間はかからなかったので朝早い時間帯に着いたよ。地下鉄からすぐ松屋に直結しているので便利だ。これなら迷うことはない。
駅の地下道に早々に宣伝ポスターが貼ってあり、感激したぞ。ただ、感激するあまりそこに貼りついてるちらしがあるのに気付かず、残念なことをしてしまった。何と、100円割引券がついていたのである。これから行くみんなは注意しようね。それと、わたくしはしなかったけど、折角ここまで来たなら帰りにお寺見てみるのもいいね。『日本にて』の最後の裏見返しページは浅草寺雷門だって。前のページまで京都だから一気に飛んでっちゃうのが読者としては唐突だけどね。

　さて、たどり着くまでのエスカレーター踊り場宣伝ウィンドウが結構大きい。7人合同展とはいえやっぱり目玉はハレンスレーベンである。リサガスペネロペが中心だ。中にさくらももこの好きな魔法使いの絵のヒト、エロール・ル・カインもいたけど、黒井健もいたけど、全体的にハレンスレーベンとは格違いな印象を持つ。んー・・・・・・1階の食料品とか化粧品とかのフロアが、延々と大ポスター天井から吊るされてて、壮観であった。3階キャラクターショップでは特別らしいがリサガス・ぺネロぺのTシャツが大々的にディスプレーしてあった。エスカレーター乗りながら見えるよ。

　そしてとうとう7階へ。わーやってるやってる物販、あの3月銀座松屋を思い出すなあ。建物の広さ的にもあれほどの規模ではないけど。リサガスの新製品は315円の園児用ぽいガーゼハンカチとか、ドアチャイムとか、6連クリップ、ペンダント時計くらいかな。会場限定品も少し残ってるやつがあった。限定新製品はなし。なぜか阪急限定品も残っていて売っている。おやおや?! レストラン表紙柄のわちふぃーるどの本革製ポーチとかしおりとか。デルフィーヌおばさんとリサガスのラファイエット背景は売り切れたらしく、ない。でも冬のセーヌのマグカップはあるしなあ。こちら限定品としては多分唯一の大ポスターのみ1000円で売ってたのでゲット。訊いてみたけど、小ピンナップは売らないんだって。2000円以上お買い上げ先着700名様にはぺネロぺのプリントしてある大きなエコバッグがもらえるよ。もちろんゲット。

　入場料はオトナ600円デスよ。読売系後援なので、どこか読売新聞サイトなんかで割引券発行してくれてたのかな? これから行く人は探してみよう。

　今回はしっかりメモをとったからどの作品が来てるか紹介できるよ。もう! 早くこうすればよかったんだよねー。まず入り口正面はテーマ絵の拡大パネル複製。『レストラン』からブルターニュの桟橋だ。左に折れてゲオルクさんの紹介パネル。次からが原画で『デパートのいちにち』1おもちゃ売り場でローラーブレードの図 、2お面 、3ミニカーレールとゆりかご。隣からはもう『デザートブックだ。「トラのしましまケーキ」1ミキサーでボウルの中身跳ね飛ばし、角折れて2オーブンに入れる後姿の二人、3たこ焼き型? みたいな型に流し込むリサとガス横長。続いて『レストラン』1見返し、2ビクトリアからマロ、リサガスと4人並びの野菜ヤダナの図 、3ガスからしをひっくり返すの図。それから『ママにプレゼント』1ふにゃふにゃピザみたいになっちゃったの図、2スーパーで掃除機を吟味するガスとカートに乗ってるリサ、3父の日にもらったTシャツあげようかの図 。隣はペネロペ。「きょうはなにするの」1パジャマでボールけり、ここで角があって、2吊り輪、3みんなとピクニック、4バスに乗る。隣は「おなかすいたね」1えさやりのはじめの図、2犬は肉もらって、次はうさぎに何やろうかの図、3鴨にキャベツ、4亀。

　んー・・・・・・印象としてはほんと駆け足―。ベンチが2つ置いてあり座るところと絵本サンプルがあるから、あとは勝手にやってくれ的。まったくリサガス知らない人が見にきて、これから読むきっかけになる、という程度かな。zwar勿論やってくれるだけ有難いよ。ええええ。aberしかし、初めて原画を見た時の衝撃はもう無かった。因みにその作品は梅田阪急での『冬のセーヌ』であった。。。

　やっぱりコアなファンとして嬉しいのはメイキングだよね。ウィンドウに僅かながら習作2点とか道具とかあった。左からパリの風景スケッチ2点、次に『レストラン』習作着彩で水槽の向こうからリラ脅かしの絵パパが赤いブーツ持っている。ほとんど目が入っていない。その下が「にほんへいく」裏見返しの浅草寺習作着彩。やはりリサガスの目が入っていない。隣にトレーシングペーパーに書いた文字部分の断片いくつか、絵の具チューブ3つ、筆大中小3本。下に敷いてあるのは画板だ。巨匠の使う筆はどんなのだろうとまじまじ分析的目で見たら、フランス製のありふれた筆だった。中くらいのは青緑系用にしているらしく、山吹色の柄に「DALBE 330P PURES SOIES FRANCE」と刻印してある。絹製なのか。。。細い筆は「10 Ranhail 359 FRANCE」で筆先は白っぽい。ドイツブッパタール人も、今やすっかりパリジャンだね。

　展示解説で前回奇妙な印象を持ったのが、また流用されていた。『デパート』の文だ。1おもちゃ売り場でローラーブレードの図「デパートのおもちゃ売り場で迷子になったリサとガスパール」→別に迷子ぢゃねえーっ!! 2お面「『ちょっとだけなら……いいよね』」→必ずしも個々の場面ではなかったんだが。3ミニカーレールとゆりかご「しばらく遊んだあとではっとしました。デルフィーヌおばさんが心配しているかもしれません」→そうだっけ? 殊勝だね。

　あ、新製品そういえば園児用ぽいボールがあったぞ。赤、緑、黄の3色。ほしー。でもかさばるからアマゾンでたのも。ここから先はレストラン街ですよという境界に巨大リサガスがベンチに座っていた。
なんと、マフラーが後ろで首つり的にベンチにくくりつけられていた。ううう可哀そう。おこちゃまはお写真をこちらでどうぞということなんだろうけどねえ。
ここのレストランには入らなかったけど、連動企画で親子で頼むとちょっとお得な料理がいくつかのレストランにあった。イタリア料理店とかね。別にリサガスのおまけとかは付かない。→興味なし。

　というわけで、やや不完全燃焼、まあこんなもんだろう的期待通りのイベントであった。ペネロペの握手会行きたい人は6(土)に注目だ。写真はおひとり様一枚だそうな。わはは。

　あと、一つ何か気が抜けてるなという印象の原因はアンヌさんの紹介があまりなかったことだ、と今頃気づく。折角だから二人で一人的写真も掲げればよかったのにねえ。

おまけ
ふう。銀座で一休み

わっ！ライオンだったあ！食べないでー

今日のお土産は久し振りのフォートナムメーソンスモーキーだっ

ついでにアソートも。箱が渋い