2008冬梅田・西宮・川西・千里煩悩ツアー
レポートその1 原画展

　とゆわけで今年も待ちに待ったクリスマスシーズンだ。10月末までやきもきと阪急の動きを待っていたのだけど、期待にみごとに応えてくれたね。とはいえ西宮ガーデンのグランドオープンが丁度11月末だったためか、はたまた梅田本店の改装工事中だからか、ウィンドウの一面はなんと去年の使い回しということにあいなった……まあいいさ。だって、これだけの大事業やって下さるだけで有難いものね。

　今回はじめて初日にかけて行けた!! ヤッター。大阪駅ちかくの宿に荷物だけ預けて、とっとと会場のミューズに直行した。ウィンドウはまだ見ていないけど、閉店後でも見られるしね。

　原画は60点あまりも来ていて会場のミューズも昨年とは区切り方が違っていた。広いよ。入ってすぐのところが写真スポットになっている。特大の二人がお出迎え。その右手から今冬のための描きおろし1「星に願いをFaire un voeu a l’etoile」。結構大きいサイズである。その右にやはり描きおろし2「パリの天窓からd’une lucane de Paris」色彩が綺麗。雪のつもった夜の、凍った、透明な空気が伝わってくるようだ。

右に折れて最新刊の原画だ。(左から右へ)
3邦版表紙(実は裏見返しのあれだ)
4クラスに新しい友達がやってくると噂するみんな
5やってきたのはブリオッシュ
6かたづけてお部屋にかご置くリサ
対岸に(右から左へ)
7ねるじかん
8箪笥の下に挟まってるリサ、ビクトリアに発見される
9自然に帰るブリオッシュのイメージ
10ペットショップで新しく買った子をだっこ
11帰ってきたブリオッシュ
12ブリオッシュスキスキちゅう、のリサ(わたくし的今回一番好きだったなあ。)

続いて『クリスマス』から2点。(右から左へ)
13表紙
14何がいいかなと思案する二人
隣に『いもうと』から4点。
15パパの撮ってきたリラちゃん激写ポラロイド
16目こじあけ
17ゆりかごからそっと抱っこ
18なんていい匂いなのーっ

角があって「であい」から5点。(右から左へ)
19表紙
20学校でタイルの床に立っている二人と級友たち
21ぶんなぐりリサ
22走れ走れの3連
23隣どうし机についた二人

『レストラン』から6点。(表紙絵は対岸にある。右から左へ)
24ノルマンディーの海タイトル画
25見返し長靴アップの二人
26レストランは新しくなっていて新しいレーモンさんに替わっていた
27水槽の後ろでリラを脅かすマロとビクトリア
28デザートのパフェに満悦の二人

「ママプレ」から5点。(右から左へ)
29タイトル画リラに教えるリサ
30店に行くところ
31お花とリサとガスパール
32カップがみんな割れちゃった
33ママにだっこされるリサ

昨年もあった『リサとサンタクロース』から7点。(右から左へ)
34樅の木運び
35タイトル画ツリーの準備
36クッキー作りこねこね
37橇に乗って空から
38門番の白熊とフラミンゴ
39サンタのおもちゃ工場で白熊にサンタが贈り物を託すところ
40妖精、鼠も一緒に記念撮影

この左隣にペネロペのブースがあり、原画と模型などがある。

　さて、もう一度戻ってブリオッシュ原画の裏側に行こう。「デパートの一日」から4点。(左から右へ)
41デパート表紙
42おもちゃ売り場の人形の家、二階から顔を出すリサと車に乗ろうとするガスパール
43みずあそび
44おひきずりでデルフィーヌおばさんとショーの会場へ

「風邪をひく」から5点。(左から右へ)
45のどあけ
46背丈
47薬のみリサとママ
48ベッドで風邪うつしてよのガスパール
49裏見返しエッフェル塔のふもとで水はねの二人

そして、対岸に続くべく
50「レストラン」表紙。

ペネロペの原画に関してはメモしていないから、ブースの中に何点かあるものと思っといてくれ。

　嬉しいのは過去の阪急ウィンドウの縮小写真パネルとともにそのお話が大回顧展示してあったことだ。これはひょっとすると阪急もしくは渋谷出版企画が所蔵していてずっと日本にあるのかも知れないけど、また今年も見られて嬉しいー!!　それぞれの場面下にはその年に作った阪急の紙袋Lサイズ、くたくたぬいぐるみSの二人が戯れているぞ。ただ、市販のとは少し違って特殊なニットマフラーだった。
「雪がふるウィンドーでリサとガスパールが大活躍」

2004年……8面のウィンドウ写真とお話の再構成パネル。テーマは「リサとガスパールデパートの一日」で、絵本の内容とプラスオリジナル場面だ。原画はなかったけど、ジオラマ8面とは豪華!

2005年……5面のウィンドウスタイルはこの年に出来上がったらしい。「マジックショー」に取材しつつも結末場面は描き下ろしの「冬の遊園地」になっている。原画が3点。
51橇に乗って
52サンタ帽のガスパールと赤い長靴のリサ白地
53冬の遊園地

2006年……この年新春からわたくしもファンになったのでウィンドウ実物を見ている。
54お菓子学校からの帰り(激レア。こちらはそのまま商品化されていない。合成の絵葉書はあるけどね。)
55ブッシュドノエルを作る二人
56冬のセーヌ(ファンになってはじめて見た原画。当時思わず涙がこみ上げたものだ。そして帰京するなり高熱が……ショックのせいだと思うよ。)

2007年……ファン歴2年目の終わり。一気に筋金入りのファンになった年だ。ウィンドウのテーマは前年秋に出ていたリサとサンタクロース。日本ではその頃最新刊だった。
57樅の木の枝をもつ二人(今年のチャリティーピンバッジの元絵)
58メリークリスマス

というわけで、今更通算したらリサとガスパールだけで58、売り絵が12だから全部で70点もあったんだ! ペネロペだって10くらいあったから5点の売り絵を合わせたら85ほども来ていたなんてすごーい。そのほかにも展示ウィンドウの中にあった習作やスケッチも含めたら100くらいになってるのかも……阪急と渋谷出版企画のエライヒト、アリガトーっ!! と思わず最敬礼であるよ。グッズ売り場も混雑していたし、もとは取れるのかな?

今回の販売用原画は17点、うちペネロペが5点である。中には見覚えのあるものもあったなあ。昨冬のとか。以下、左から右へタイトルをメモしてきたから想像してくれ。初日だというのに、半分くらい売約済みになってた。買いますなヒトも目撃してしまった。いいなあ。てゆか個人蔵することに関しては、わたくしはちょっと懐疑的なのだ。以前のように学研とか、企業や画廊に買ってもらってみんなで見られた方がいいからね。

左手上段
1雪だるまを作ろう
2セーヌ川のほとりで
3リサとガスパールノルマンディーにて
4リサとブリオッシュ
左手下段
5パリの街をみおろすリサとガスパール
6屋上で遊ぶリサとガスパール
7キックボードにのるリサとガスパール
8おやすみなさいブリオッシュ
右手上段
1リュクセンブール公園で遊ぶリサとガスパール
2リサとガスパールエッフェル塔の下で
3リサとガスパールローラーブレードin Tokyo
4リサリュクセンブール公園で

ペネロペ
1ペネロペと黄色いリボン
2パパとママを起こしにきたペネロペ
3ペネロペだっこ
4ペネロペイルカと泳ぐ
5お花とペネロペ

　ざっとこんな感じ。ジークレー版画は「星に願いを」5万円プラス税と「パリの天窓から」2万5千円プラス税で、現定数販売。これは関東と同じだ。

お客さんは平日ということもあり見たところ20-30代女性が多かったけど、明らかにリタイア年配のおばーちゃまとかも少なからず居たし、パパ的・オニイサン的男性も居たし、こういうの嬉しいね。

　初日と土日には販売用原画展示場所の裏から出てくる着ぐるみの二人に会える。サービス満点でポーズもとってくれたし、子供はおちゃめにぎゅっと抱きしめてくれたりもする。いい役者さんだなあー沢山給料もらって欲しいなーなどとオトナ的な感想を持ってしまうわたくしであった……

つづく!